ランナーとは。おさらい的、説明。
ランナーとはいちごの苗から伸びるツルをそう呼びます。
いちごは種だけでなく、ランナーと呼ばれる、親株から伸びるツルを育てる事により、株を増やすことができます。
ランナーはいちごの花が咲き、実がなる頃と同じころに伸び始めますが、ランナーを育成する栄養のために、花や実のつきが悪くなってしまいます。
ですので、いちごの旬の時期はランナーは根元で切って、実を育て・・・実の盛りが終わる頃に伸びてきたランナーを育て、株を増やすことがべーターです。
ざっくり実験概要
我が家のいちごはもともと屋内にて育てて居ましたが、虫の度重なる攻撃を受け、他の植物への被害を懸念し、屋外へ出して育てる事にしました。
屋外に出したことにより、日光の力でか成長が著しくなり、いちごの旬が終わろうという時期にもかかわらず花が咲き、ランナーもたくさん伸びる事ととなりました。
せっかく咲いた花を実に育てる為、大量に伸びたランナーを間引くことにしましたが、ただ捨てるのも忍びなく、実験として育ててみる事にしました。
未成熟で親株と切り離したランナーが発根するか
切り離したランナーを土に植えるものを、水に漬ける物で分け、根付くか(土)+発根するか(水)の実験。
ランナーは(私が調べた限りでは・・・)親株と繋がったまま、子株を土の上に置き水をやることで発根させるのが一般的のようで、実際私もこの方法で子株を育てたことがあります。
ランナーは親株と子株をつなぎ栄養を送るへその緒の役割をしており、今回、小さいうちに切り離された苗が育つか、という実験をする事にしました。
実験としては以下のパターンを検証。
【土植え】・・・ランナーが繋がっていないこと以外は、通常の育成方法と同じ
【水差し】・・・土が無い状態で、発根する部分を水につけて置く
土と水でどのくらい成長が違いうか
どちらも発根した場合、その成長に違いは出るのか・・・
※ただし・・・土植えは外で(虫が出るからw)育て、水差しは屋外で管理すると・・・日の光で水の温度が上がり子株が萎れて枯れてしまうので、室内で管理します。
結果はいかに
水差しで問題なく発根
以前少し報告しましたが、ランナーを切ってから、それぞれの実験用に設置するまでに仕事で数日空けてしまい、その間に水に浸しておいたすべての子株から発根。
土植え前に発根してしまいましたが、その後、土植えと水差しを継続するものに分けて育てていました。
屋外での育成は水切れで瀕死
まず、屋外で育てていた子株。
親株からの栄養が無いが、土からの栄養が吸収出来れば育つはず。
そんな苗ですが、ポリポットで育てていました(大きく生育の良い物をプランターに植え替える予定でした)。
ところが、夏の暑さもあり土が乾くと途端に萎れ、瀕死に。
水やりの頻度と手間をかけられるなら、成長も見込めると思いますが、今のところほぼほぼ枯らしてしまいました。
ポリポットが小さく、土の中に貯水できる水の量が少なかったことも一つの要因かと思います。
(ランナーと繋がっていると、多少土が乾いてもすぐに瀕死にはならないです。)
ずぼらーにはなかなか難易度が高かった。
水差しでの育成は腐敗が大敵
水差しは発根後も問題なく生きてはいますが、眼に見えて大きく成長することは無く、本格的に育てたければ、水の中の酸素の循環や液体肥料での計画的な栄養補給が必要かと思います。
そして何より、水差ししている水に葉が浸かると葉も水も腐っていくので、ヒヤシンス用の花瓶のような、葉を水に漬けない工夫が必要になります。
ランナーまで水に沈めると腐るし、かっと言って根のみ水に浸していると、水分が蒸発したりいちごが吸収したりして水嵩が減り、まだ短い根では吸えない嵩になってしまい、萎れます。要するに、水量の調整が難しいです。
液体肥料を使うと、藻の発生もあるので、手入れは中々大変になりそうです。。。
今のところ、いくつか水没による腐敗で枯れてしまいましたが、土植え分よりは生き残っています。成長はしていないが。
こんな感じで、実験前に頓挫していますし・・・今回分かったのはそれぞれの方法で育てる際の注意点程度になってしまいましたが、まだ拙宅のいちごは新たなランナーを伸ばしていますので、数が出来るようなら、今回の結果を踏まえて再度チャレンジしていきたいです。
では、また(^^)ノシ
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